すぐれた技術を開発した企業をたたえる山口県産業技術振興奨励賞に、宇部市の食品機械製造の企業などが選ばれ、表彰式が25日行われました。

「県産業技術振興奨励賞」は、すぐれた技術を開発した企業をたたえるものです。宇部市の食品機械製造業・ヤナギヤに県知事賞、山口大学工学部の赤田倫治教授に県知事特別賞が贈られました。
ヤナギヤと赤田教授は、感染症やがん免疫領域の病気に対する医薬品であるmRNAワクチンなどに用いられるDNA原料を、大腸菌を使わず効率よく製造できる装置を開発しました。ヤナギヤが持つ温度管理技術が生かされたということです。
ヤナギヤ 柳屋芳雄社長
「うちが蓄積していた食品の技術がそのまま利用できるというか、ただ微妙なところもあるので失敗できないということで、丁寧な機械づくりをしました」
山口大学工学部 赤田倫治教授
「DNAを使った医薬品が抗がんの作用とかいろんな作用を持つので、発展してきている分野になりますので、その原料をつくれると考えています」

また、周南市の製造業、周南クオーツは半導体向け石英製品の開発で、県産業技術センター理事長賞を受賞しました。














