香川県で特殊詐欺などによる被害が急増していることをうけ、県警が金融機関と水際対策を話し合う緊急の会議を開きました。

対策会議には、警察と県内の金融機関から約30人が出席しました。銀行の窓口などでの水際対策を強化しようと開かれたもので、警察が金融機関の担当者に流行りの手口や対処法を周知しました。

香川県では、先月(10月)末までの特殊詐欺による被害が約10億8000万円と過去最悪になっています。発生件数のうち、7割以上が警察などをかたる手口だということです。

(香川県警生活安全企画課 香西克洋調査官)
「金融機関やコンビニなどの、水際対策と言われる部署の人とは連携してきましたが、この会議をきっかけにさらなる連携強化を図っていきたい」

香川県警では、特に財布のひもが緩みやすい年末年始にかけて詐欺に注意してほしいと呼びかけています。