JR東日本は来年秋からモバイルSuicaを刷新して、コード決済サービス「teppay(テッペイ)」を提供すると発表しました。2027年春にはモバイルPASMOでも使えるようになるということです。

JR東日本が来年秋にサービスを開始するコード決済サービス「teppay」は新たなアプリをダウンロードすることなく、現在使っているモバイルSuicaに機能が追加されるということです。

Suicaにチャージできる上限は2万円ですが、このサービスでは30万円まで決済が可能です。

コード決済以外にも、家族や友人に残高を送る機能なども追加されます。

JR東日本は、住む場所や通勤・通学場所によってはモバイルPASMOを使う人も多いことから、2027年の春にはモバイルPASMOとも連携し、「teppay」を使えるようにするということです。

モバイルSuicaが鉄道だけでなく高額な買い物にも対応した背景にあるのは、利用者の「キャッシュレスに対するストレス」です。

JR東日本が1500人にアンケートをとったところ、「決済の種類が増えすぎている」「決済手段を分散させたくない」といったキャッシュレス決済に何らかのストレスを感じている人がおよそ9割にのぼったということです。

モバイルSuicaとモバイルPASMOを使っている人は3500万人を超えていて、JR東日本などは鉄道だけでなく買い物にも使えるようにすることで、利用者の利便性向上につなげたい考えです。