山形県内で先月末までに確認された特殊詐欺などによる被害額が8億5000万円を超え、去年の同じ時期に比べおよそ3億円上回っていることがわかりました。

警察によりますと、先月末までに確認された特殊詐欺やSNS型投資・ロマンス詐欺の被害は140件で、8億5670万円となっています。

去年の同じ時期に比べ被害件数では2件の増加ですが、被害金額ではおよそ3億1000万円増加しています。

特にオレオレ詐欺では被害件数が去年の同じ時期の17件から急激に増え54件に。被害総額が去年の同じ時期のおよそ6100万円から大幅に増えおよそ3億3100万円となっています。

特に警察官を装い電話をかけ、LINEのビデオ通話などを使い警察の服のようなものを着て画面に映り相手を信じ込ませてだます手口の詐欺が相次いでいます。

警察は、警察官が現金を要求したり、指定口座に送金を送るよう求めたりすることは絶対にないとして注意を呼び掛けるとともに一度も会ったことがない人から投資の話をされた場合は詐欺の可能性があるとして、すぐに相談してほしいと呼びかけています。