またニセ警察官らによる特殊詐欺被害です。
新潟県糸魚川市に住む80代女性が、ニセ警察官らから「あなたの銀行口座が偽造されている」などと言われ、現金500万円をだまし取られる被害に遭っていたことが分かりました。

警察によりますと、今月11日から21日までの間、女性の自宅の固定電話などに、東京都内にある警察署の警察官を名乗る男から電話がありました。女性は男に「あなたの銀行口座が偽造されている。口座が止められるかもしれないので、現金を下ろしておいた方がいい」などと言われたということです。

話を信じた女性は、複数回にわtって口座から現金を引き出し自宅に保管。
すると、21日にニセ警察官らから「現金を自宅に置くのは心配だろうから、あなたが住んでいる地域に入っている金融庁職員に預かってもらった方が良いだろう」などと連絡があり、その後、女性の自宅を訪れた金融庁職員を名乗る若い女に、封筒に入れた現金500万円を手渡しだまし取られたということです。

女性の家族から23日に警察に相談があり、被害に遭っていたことがわかりました。

ニセ警察官による特殊詐欺被害が後を絶ちません。
警察は「警察官が金銭を要求することはない」「警察や検察から『捜査対象になっているという話』『お金の話』が出たら、詐欺を疑って電話を切り、すぐに家族や地元の警察署に相談してほしい」などと注意を呼び掛けています。