宮城県気仙沼市の気仙沼港の生鮮カツオの水揚げは、26年連続日本一が確実な見通しとなりました。しかし2位の千葉・勝浦港との差はわずかで、水揚げ量も大きく減りました。

漁業情報サービスセンターなどによりますと、生鮮カツオの水揚げは先月末現在、首位の気仙沼港が▼8388トン、2位の千葉・勝浦港は▼8296トン▼92トンの差があり、ともに今シーズンの漁をほぼ終えました。

3位の鹿児島港は▼7878トンで現在も漁が続いていますが、気仙沼港を超えることはない見通しで、気仙沼港の26年連続日本一が確実となりました。


しかし、水揚げ量は豊漁だった去年のおよそ4分の1となり、水揚げ額はおよそ▼37億2000万円▼27億4600万円余り減りました。


気仙沼漁協・斎藤徹夫組合長:
「何とかタイトルを守ることができ安どしている。温暖化を疑わざるを得ないが、漁場が南方に形成された」

気仙沼漁協は、「今後も気仙沼のブランドとしてのカツオを守りながら、漁船の誘致を続けていきたい」とコメントしています。