小学1年生の女の子が殺害された事件から22日で20年を迎えました。女の子が通っていた学校では、命と安全を考える集会が開かれました。

【写真を見る】矢野西小学校で開かれた「命と安全」を考える集い

広島市安芸区の矢野西小学校では、11月22日を「命と安全の日」としています。20年前、当時1年生だった木下あいりちゃんが、一人で下校中、ペルー国籍の男に殺害されました。

この悲劇を教訓に、地域の見守り活動が始まりました。集いには、事件以降20年間、登校の見守り活動を続けているガードボランティアの代表も参加しました。

ガードボランティア代表 小川邦治さん
「緑の服を見て、みなさんは『安全と命が守られているのだな』と安心してもらいたい」

全校児童からはガードボランティアへの感謝のメッセージが伝えられました。

矢野西小学校では今後も、「命と安全の日」を実施していくとしています。

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