インフルエンザが猛威をふるっています。先週の時点では「警報レベル」に達していたのは「5つの県」でしたが、きょうの発表では「24の都道府県」に拡大しています。一体、どんな人がインフルエンザにかかりやすいのか。ビッグデータの解析により、「5つのタイプ」が明らかになりました。

「検査をします。インフルエンザA型でした。赤いバンドが出ています」

「頑張って、お疲れ様でした」
「インフルエンザA型でした」

きょう、都内のクリニックでは、午前中だけで30人近くが陽性と診断されました。

インフルエンザと診断(6)
「夜にはすごい咳だった」

子ども(6)がインフルエンザ
「結構、一番流行っている感じがしますね。去年はこんな感じじゃなかったと思う」

きょう午後に発表された全国のインフルエンザの感染者数は1医療機関あたり「37.73人」と警報レベルに。感染者数は前の週のおよそ1.7倍となっています。

子ども(4)がインフルエンザ
「お兄ちゃんの学校では、学級閉鎖のところもあるみたいです」

インフルエンザの影響で休校・学級閉鎖となった学校なども前の週のおよそ1.7倍に増えています。

神奈川県平塚市の小学校では…

平塚市立旭小学校 若杉真由美 校長
「いま学校閉鎖中でして、子どもたちが自宅の方に」

全校児童487名のおよそ4人に1人、130人が発熱や頭痛などで欠席。そのうち76人がインフルエンザと診断され、おとといから「学校閉鎖」になりました。

遠足やキャンプなども延期に。

平塚市立旭小学校 若杉真由美 校長
「ここで学校閉鎖をして、食い止めることができればと思う」

急激な広がりを見せるインフルエンザ。大正製薬と弘前大学・京都大学の共同研究チームは、これまでの健康データからインフルエンザにかかりやすい人の5つのタイプを発表しました。

それがこちら、
▼血糖が高い
▼肺炎を経験したことがある
▼多忙、睡眠不足
▼栄養不良
▼アレルギーがある
といった人が感染しやすい傾向にあるといいます。

特に、「血糖が高め」、「肺炎にかかったことがある」、「睡眠の質がよくない」の3つが全て当てはまる人は、インフルエンザの発症リスクがおよそ3.6倍に上がるそう。

リスクを減らすには、生活習慣の改善やビタミンの摂取など、それぞれのタイプに応じた対策が必要だということです。