広島市は「紙屋町シャレオ」と「エールエールA館」を運営するそれぞれの運営会社を、来年度中に経営統合する方針です。
広島市中区の地下街にある「紙屋町シャレオ」と、JR広島駅そばの「エールエールA館」は、都心の交通結節点にありながら、消費者のライフスタイルの変化に対応できず、施設としての魅力も低下していました。
それぞれ多額の借入金を抱え、売上高も右肩下がりで、赤字経営が続いています。

広島市は、この2つの施設の強みを生かして経営改善を図るため、▽シャレオを運営する「広島地下街開発」と▽エールエールを運営する「広島駅南口開発」について、2つの運営会社(第三セクター)を残しつつ、持ち株会社の傘下とする経営統合を行う方針です。来年度の株主総会での承認を目指しています。
また「テナント誘致」については、豊富な知識を持つ専門の企業に外部委託します。

現在、紙屋町シャレオにはテナント区画が74あり、そのうち2割弱の13区画が空き区画となっています。
広島市が公表した経営改革案によりますと、今後は2施設とも、飲食テナントの割合を増やすことなどを検討するとしています。














