農業の担い手不足が問題になる中、新たな働き手確保の手段として外国人材を受け入れる取り組みが始まっています。

ハウスの中で大きく育ったほうれん草。その収穫作業を行っているのは、カンボジア国籍のプムパリンさんと、センシブヤニーさんです。
県は、農業現場で人手不足が起きている状況を受けて、働き手の確保に向けて外国人材の受け入れをサポートする取り組みを行っています。
この取り組みは、外国人を派遣する企業や農期の異なる作物を作る他県と連携し、収穫時などの人手が必要な時期に合わせて農家に外国人材を派遣するもので、県は、外国人材の受け入れを検討する農家に向けた相談会や、受け入れにかかる費用の助成などを行っています。

この取り組みで、さくらんぼやスイカの農期に合わせて、これまでのべ30人の外国人が県内の農業現場で活躍しているということです。
きょうは、県内の農業関係者ら15人が、外国人材を受け入れる米沢市の農家を訪れ、外国人の受け入れに関する疑問などに答えていました。

M&Mアグリ 佐藤雅彦 社長「コミュニケーションが一番不安で、そのあとこの米沢という環境に慣れるか、一番不安な面ではあったが、それに対しても順応していただいているので何も問題はない。想像していた以上に、皆さんとコミュニケーションをとりながら、我々農家のためになってくれたなと思っておりますので、来年もまた事業として活用していきたい」

プムパリンさん「みんな優しい人は大丈夫。初めは(仕事が)難しいけど、すぐに大丈夫でした。もうわかった。大丈夫です」

センシブヤニーさん「今は日本に慣れました。最初はちょっと大変。来年またくる」
県は今後も、外国人材の受け入れを検討する農業関係者に向けた説明会などを行っていくということです。















