佐賀県で部下からの重要な報告を3か月間放置したとして50代の県土整備部長が戒告の懲戒処分を受けました。

19日付けで戒告の懲戒処分を受けたのは佐賀県の県土整備部長を務める50代の男性職員です。

男性部長は、今年6月昨年度発注した道路橋りょう工事で必要な手続きを怠ったという部下からの報告を受けたにもかかわらず約3ヶ月間、副知事への報告をしませんでした。

必要な手続きを怠ったことにより県は国からの補助金と加算金あわせて約3700万円を国庫に返還することになったということです。

男性部長は、県の聞き取りに対し、「今回の事案の報告を受けた際に、国庫返還の可能性があるなどの事案の重大性に気づけなかった」と話しているということです。

佐賀県は、「このような事案が発生したことは誠に遺憾です。改めて報告プロセスを徹底し再発防止に努めます」とコメントしています。