ロシアのドローン攻撃が相次ぐウクライナ。停電の中での生活を余儀なくされる中、病院では暗闇で14歳の少年の心臓手術が行われていました。クリミア橋攻撃の“報復”とするプーチン大統領の本当の狙いとは?

■バンクシーが新たな支援 1枚84万円「ウクライナの友人へ」

ウクライナの首都キーウで「戦争の事実」を未来に残すために始まった展示会。
アートとして展示されているのは、ロシア軍が残した兵器の残骸です。

激戦地、ホストメリの飛行場に残されたロシア軍機には…

展示会の担当者
「こちらは、ロシアがプロパガンダで英雄として扱う軍人たちを描いたものです。実際はウクライナ軍の抵抗によって、ほとんどがこのホストメリ飛行場で死亡しました」

アートでウクライナを支援する動きも。

覆面ストリート・アーティスト「バンクシー」の新作では、英語で「壊れやすい」という意味の「フラジャイル(fragile)」の一部が、ネズミによって消され「機敏な」を意味する「アジャイル(agile)」に変えられているように見えます。

価格は1枚5000ポンド、日本円で約84万円。

バンクシーのSNS
「収益はすべてウクライナの友人たちのもとに送られます」

お金の使い道に含まれているのが、電気が使えない地域への“発電機やヒーター”の提供です。ロシアによるインフラ攻撃が続くウクライナでは、電力不足が深刻さを増しています。