■侍ジャパン強化試合 「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本ー韓国」(16日、東京ドーム)

侍ジャパンは5回、4ー4と同点の場面で2死満塁から石上泰輝(24、DeNA)が2点タイムリーを放ち、勝ち越しに成功した。

試合は先発の金丸夢斗(22、中日)が3回3失点と先制を許す展開に。追いつきたい打線は3点ビハインドの4回、韓国代表のオ・ウォンソクに対し、森下翔太(25、阪神)が中二塁打、続く牧秀悟(27、DeNA)、岸田行倫(29、巨人)が四球を選び出塁。1死満塁の好機で迎えた佐々木泰(22、広島)は3球目のストレートをセンターに運び、1点を返した。なおも満塁で石上泰輝(24、DeNA)は四球を選び、押し出しで2点目。韓国代表は3人目・チョ・ビョンヒョンが登板も五十幡亮汰(26、日本ハム)も四球と2者連続の押し出しで3ー3に追いついた。

しかし4回、再び韓国にリードを許した侍ジャパン。直後の5回、1死走者無しから3番・森下、4番・牧が四球。韓国代表の4人目・キム・ヨンウに対し、5番・西川史礁(22、ロッテ)は内野安打で繋ぎ満塁の好機を迎えた。続く岸田行倫(29、巨人)は三振に倒れるも迎えた佐々木泰(22、広島)は四球を選び押し出しで4ー4と再び同点に追いついた。すると続く石上泰輝(24、DeNA)が2球目のストレートを弾き返しライトへの2点タイムリーに。勝ち越しに成功し2点のリードに変わった。

石上はプロ2年目の今季、73試合に出場し打率.241をマーク。巨人とのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第2戦では戸郷翔征(25)から同点3ランを放つなど勝負強さを発揮。侍ジャパンには強化合宿直前の5日に追加招集され、今回が代表初選出となった。