2021年7月に発生した土石流災害をめぐり、静岡県熱海市の斉藤栄市長が川勝平太知事に再発防止に向けた要望を行いました。

熱海市の斉藤栄市長は12月12日午後、静岡県庁に川勝平太知事を訪ね、土石流災害を教訓とした再発防止に向けた要望を行いました。

要望では、静岡県土採取等規制条例だけでは再発は防げないとして、開発面積が1haを超えないと県の管轄とならない森林法の改正に向けた対応などを求めています。

<熱海市 斉藤栄市長>
「知事からは要望に対して前向きな回答を頂きまして、要望に来た意味があったと思っている」

一方、川勝知事は…。

<静岡県 川勝平太知事>
「我々としては、気持ちはよくわかりますので(話を)お聞きしたということ。(森林法改正について)林野庁に働きかける、と言っていたので『わかりました』と伝えた」

土石流災害をめぐっては、遺族などが熱海市と静岡県にあわせて64億円の損害賠償を求めた訴えを起こしていて、第一回口頭弁論が12月14日始まります。