「過労死って本人が本当に悪いのかな?個人の責任なのかな?」
安徳さんの子供たちはいつも親戚や近所の人に言われて育った。
「安徳さんのお父さんて偉かったね。熱血だもんね。一生懸命働いてたもんね。でもね、もうちょっと体に気をつけたら良かったのにね」安徳さん自身も同じことを言われた。
親切や優しさで言ってくれているのだろうけれども、すごく腑に落ちない、なんとなく嫌な気持ちになった。
安徳晴美さん
「過労死って本人が本当に悪いのかな?過労死って個人の責任なのかな?私は個人の問題にすり替えて欲しくないっていつも思うんです」
長時間労働で働く人は美しい人だったり、頑張り屋で素晴らしい人、そんな考えを持って欲しくない、と安徳さんは強調する。
安徳晴美さん
「これ社会問題なんですよね。長時間働かざるを得なかったシステムだったり、その会社の構造だったり、そういうものから生み出されてしまったことなんだっていうこと。そういう風に、過労死テレビで今もニュースとかである時にそういう見方を皆さんにしてもらいたいために私はここに来てるです」














