肉や魚、卵などを一切使わないビーガン料理で地域を盛り上げようと青森県黒石市でビーガン和食のシェフを招いて試食会が開かれました。

試食会は食の多様性に対応した環境を整えることで、旅行先としての付加価値につなげようと黒石市が企画しました。12日は和のテイストを取り入れた「和ビーガン」料理を世界に発信している本道圭子さんを招いて、黒石市のカフェ、李紗羅(いさら)の野呂英子さんが手がけた豆乳や嶽きみを使ったグラタンや昆布やシイタケの出汁のみで作った煮物など9品を試食して意見を交わしました。

※李紗羅 野呂英子さん
「出汁が全然違うのでそれはちょっと苦労しました」「ある程度定着してしまえばそんなに難しくはないが1番最初は彩りだったりも含めて時間がかかった」

※和ビーガンシェフ 本道圭子さん
「私のイメージする青森らしい料理が並んでいますが、それが全部ビーガンになっていて、旅行してこんな料理が食べられるのはすばらしいと思いました」

黒石市内では全部で8つの飲食店や旅館がビーガン料理を提供していて市は、2023年1月にビーガン料理を取り入れたモニターツアーを実施して、地域の活性化につなげたいとしています。