高市総理の台湾有事に関する「存立危機事態」答弁をめぐり、中国外務省は日本の金杉大使を呼び出し、「14億の中国人は決して許さない」と厳重に抗議するとともに発言の撤回を求めました。
高市総理の台湾有事で武力行使があった場合、集団的自衛権が行使できる「存立危機事態になりうる」という答弁をめぐり、中国外務省の孫衛東外務次官は昨夜、金杉憲治大使を呼び出し、「強い不満と断固たる反対」を表明して厳重に抗議しました。
中国外務省の発表によりますと、孫次官は高市総理の発言について「中国側が繰り返し抗議したにもかかわらず、日本側は撤回を拒否している」と批判。「発言は極めて悪質だ」として発言の撤回を求めました。
また、発言は「日中関係の政治的な基盤を深刻に損ない、中国人の感情を深く傷つけるものであり、14億の中国人は決して許さない」と強調したということです。
一方、北京の日本大使館によりますと、金杉大使は「答弁の趣旨と日本政府の立場について説明し反論した」ということです。
また、中国の薛剣駐大阪総領事による「その汚い首は一瞬の躊躇もなく斬ってやるしかない」との投稿について、「強く抗議し中国側による適切な対応を強く求めた」としています。
注目の記事
「やっと技術が認められた」従業員約70人の町工場が開発 量産可能な最高水準の緩み止め性能のボルト 【苦節21年の道のり 開発編】

“ポンコツ一家”で過ごした5年間 認知症の母と一発屋芸人 にしおかすみこさんが語る「ダメと言わない」介護【前編】

「下請け」は"NGワード" 法改正で消える暗黙の上下関係 フリーランスも保護【2026年から変わること】

パンや味噌汁でもアルコールを検知してしまう?飲酒してなくても摘発されてしまうのか 警察に聞いてみた

【実録・詐欺犯VS警察官】 詐欺電話を受けたのは“本物の警察官”「信号検査・逮捕令状・強制捜査」次々に出る専門用語…人々が騙される巧妙な手口を公開

3年で20本が切断…台湾「海底ケーブル」が直面する脅威と中国の影 最前線・沿岸警備隊パトロールに日本メディア初密着【後編】









