北朝鮮による拉致被害者・横田めぐみさんの母・早紀江さんが拉致から48年となるのを前に心境を語り、今もなお解決しない現状に「精も根も尽き果てた」と憤りをにじませました。

横田早紀江さん
「精も根も尽き果てたって感じなんですよ」

横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されてから、今月15日で48年です。この日を前に、11日、母・早紀江さん(89)が川崎市で今の心境を語りました。

横田早紀江さん
「どうしてこんなに大事なことが解決されないのか。本当にこんな時間が経ってしまったんですね」

来年で90歳となる早紀江さんは、自身の体調を心配しながらも、「早く解決してくださいって神様にお祈りしている」「(めぐみさんの)完全に元気な姿だけ思うようにしている」と話しました。

また、先月面会した高市総理について、「『いつまでも放っておくことはできない』とはっきりおっしゃってくださった」と事態打開への期待を示すとともに、問題解決に向けた日朝首脳会談の実現を強く訴えました。