秋、真っ盛り。各地で紅葉が見頃になっています。
先週初冠雪となった国立公園大山のふもとでは早くも雪の備えも始まりました。
そして、雪への備えと言えば…この時期、人間にとってはやっかいなこの虫も始めています。
中嶋理沙 記者
「大山のスキー場から15分ほど登ったところに来ています。大山の雄大な北壁と紅葉、足元にはスキー場の緑と美しい自然が楽しめます」

ここは、豪円山のろし台。
メインの紅葉スポットから少し外れた絶景スポットです。このスキー場で指導していたという男性も。
大阪府から
「懐かしい、雪景色しか知らんからね。こんな雪のないときなんて初めて見た。あれ見たら滑りたなるわ」
国立公園・大山の紅葉の見頃は今週末まで。
リフトの取り付けも始まり冬支度が進む大山ですが、こちらの冬支度には頭を悩ませるところも。

大山自然歴史館 矢田貝繁明 館長
「天気のいい暖かい日に窓際に来て隙間から中に入って越冬しようとしているカメムシがたくさん見られますね」
そう、カメムシです。
大山中腹にある宿泊もできる大山青年の家では、野外活動の拠点として食事を作ることもあるため、この時期は特に気を付けています。
大山青年の家 三鴨範嗣 所長
「大変カメムシたくさん出てまいります。やはり匂いがあったりとかしてしまうと活動に支障をきたしてしまう部分もありますのでそこに対しては我々も職員一同気を付けているところです」
洗濯物に付いていた場合ははたいて取り除き、屋内ではガムテープを常備するなど対策しています。

また、大山自然歴史館の館長が自宅で利用しているというのが手作りのこの容器。ペットボトルを半分に切って、中に洗剤を入れて捕獲するとのこと。
紅葉の深まりとともに進む冬支度。この時期のやっかいものとの戦いも続きます。














