「遷延性(せんえんせい)意識障害」をご存じでしょうか。
病気や事故などで意識障害が続いている状態で、自力で動くことも、食べることも、話すこともできない重度の障害です。
自宅で介護を続ける家族を取材しました。
2度目のくも膜下出血で倒れ
「疲れた?」
宮崎市に住む谷口正春さん。妻の伊佐さんに声をかけますが、返事はありません。

伊佐さんは、57歳の時、2度目のくも膜下出血で倒れ、3度、手術を行いましたが、意識障害の状態が続く遷延性意識障害となりました。
(次女・山本恵さん)
「クリスマスの日だった。もともと、くも膜下出血で倒れて、そのあと残った障害を遷延性意識障害というんですけど、まったく知らなくて、そこから勉強は始めた」















