ソニーグループは今年度の最終業績見通しを上方修正しました。「鬼滅の刃」、「国宝」などのエンタテインメント分野が好調でした。

ソニーグループが発表した今年4月から9月までの半年間の決算は売上高が去年と比べて3.5%増えて5兆7295億円、本業のもうけを示す営業利益も20.4%増えて7689億円となり、売上高、営業利益ともにこの時期としては過去最高となりました。

スマートフォン向けのイメージセンサーや「鬼滅の刃」、「国宝」などのエンタテインメント分野が好調だったといいます。

ソニーグループ 陶琳 執行役CFO
「今後我々はコンテンツIPとしては引き続き素晴らしい原作のアニメ化、素晴らしいライブアクションの映画を制作しつつ、それを国内、海外の配信配給のパートナーと組んで、大きくしていきたい」

こうした結果を受けてソニーグループは今年度1年間の業績見通しを上方修正しました。最終的な利益は1兆500億円になる見通しです。

一方、アメリカのトランプ政権による関税の影響については、ことし8月の時点では、営業利益を年間でおよそ700億円押し下げると見込んでいましたが、今回の見通しでは、影響は500億円にとどまるとしました。