大規模災害への備えです。
身近にあるものを活用して、自分やけが人の命を守るための方法を学ぶ授業が宮崎県三股町の高校で行われました。

この授業は、都城市消防局が櫻美学園高校の3年生およそ250人を対象に行ったものです。

講師を務めた消防の担当者は、大規模災害でけが人が多数いる場合は、救急隊が到着するまでの間、自分で周りの人たちを助けなければいけないと伝えました。

(消防の担当者)
「みんなのところに駆けつけるにはかなりの時間を要する。待っていたら、傷病者の命はどんどん削られて、死亡のリスクが出てくる」

そのうえで、毛布や服を使って簡易的な担架をつくりけが人を運ぶ方法や、倒壊した家屋の下敷きになった人を棒を使って救い出す方法などを学びました。

(生徒)
「もしもの時すぐ動けるような知識をもって行動していくことの準備とかが大切だと思った」
「もし、倒れている人とかがいたら、自分から率先して助けにいけるようになりたい」