作家でクリエイターのいとうせいこうさんが『高橋書店 第29回手帳大賞 発表表彰式』に、審査員として登場しました。

高橋書店 第29回手帳大賞 発表表彰式



手帳大賞は、手帳をもっと身近で、毎日の暮らしに役立つ存在であってほしいという思いから生まれ、手帳文化の発展とともに歩んできた〝コトバとアイデア〟のコンテスト。今年は、『名言大賞』」45,328通、『アイデア大賞』2,152通の応募の中から、両部門で特に優れた発表が表彰されました。

左から 平野紗季子さん いとうせいこうさん 東直子さん



いとうさんは‟審査をしている時に、多くの名言を見て、どれも心に来て審査が楽しい。(選ぶ作品が)ものすごい速さで決まっていく時に、自分が活性化されるのを感じて、言葉のワクチンを打った感じになる。今回の受賞作を見た時も、いいワクチンを打たせていただいた”と、挨拶しました。

いとうせいこうさん



名言大賞の発表の前には、手帳に関する意識調査『手帳白書 2025』の発表も行われ、「プレ終活」「スマホ認知症」についてクロストークを展開。さらに、デジタルデトックスについても質問がされ、いとうさんは‟20何年前に手書きに戻そうとしたけど、何年もかかった。その頃からスケジュールは、アプリでも入れているけど、その他に手帳があって、そこにゆっくり書く”と語ると、‟読んだ本の題名は、アプリには入れなくて、アプリはスケジュールが管理できればいい。でも、読んだ本の名前は手帳には書いておきたい。その本が面白いか面白くないかは、後から見ても一目瞭然で、字が躍っているのかまでデータにできる。情報量が多いのがアナログなので、デジタルとアナログを上手く分ける形をしている”と、明かしました。

高橋書店 第29回手帳大賞 発表表彰式



また今回、名言大賞を受賞したのは『きょうは誰を喜ばそうかな』(発言者:紙芝居活動先の園児 応募者:70代男性)。同イベントには歌人で作家の東直子さん、フードエッセイスト・フードディレクターの平野紗季子さんも登壇しました。

【担当:芸能情報ステーション】