来年4月に倉敷市で開かれるG7広島サミットの関係閣僚会合などを前に、テロの発生に備えようと、岡山市消防局と県警察本部機動隊が大規模な合同訓練を行いました。

訓練は何者かが不審な液体を撒きちらして立ち去り、付近にいたおよそ20人が体調不良を訴える、テロの可能性が高いケースを想定し行なわれました。

岡山市消防局と岡山県警の機動隊から合わせて約120人が参加し、車両21台が出動しました。


放射性物質や化学物質などに対応する「NBC災害対応」の装備をした消防士が、人命救助や体についた有害物質を取り除く作業にあたり、不審物は岡山県警の「NBC初動措置班」が処理します。

(岡山市北消防署特別高度救助隊 日下直也消防士長)
「数十年に1回あるかどうかという大規模な災害になりますので、こういった想定外の現場を想定内にしていくことが大切だなと思い日々訓練していかなければならいなと思いました」

岡山市消防局は、テロなどに素早く対応できるよう訓練を重ねるとともに、関係機関との連携を強めることにしています。