2022年にユネスコ無形文化遺産に登録された香川県綾川町の「滝宮の念仏踊」。千年以上続く祭りにRSKのカメラが密着しました。

花笠を被った踊り手が、大団扇をひらめかせながらカネや太鼓、ほら貝に合わせて跳ねるように踊る「滝宮の念仏踊」。毎年8月に滝宮神社と滝宮天満宮で奉納されています。

平安時代、干ばつに苦しむ人々を救うため、7日7晩雨ごいをしたという菅原道真。その祈りが通じ、恵みの雨が降ったと伝えられています。

以来、人々は神社に集まり踊りを奉納するようになりました。

後継者不足という課題を抱えながら、千年以上の歴史を歩んできた祭り。今年も新たに参加を決めた人たちがいます。

小学2年生の岡上大駕くんは祭りを支える“太鼓内”として初めて念仏踊りに参加します。



同じく“太鼓内”として参加する小学6年生の南風花さん、そして祭りで行列を先導する槍の役割を受け継いだ中崎さん。


女性が槍を持つのは、長い祭りの歴史の中で初めてのことです。

父から娘に受け継がれていく思いとは…


祭の花形「下知(げんじ)」として大団扇をひらめかせ、輪の中心で踊る西山寛さんです。



祖先の思いを受け継いできた千年。未来へ繋ごうと奮闘する祭人の姿に迫ります。

(スタジオ)
ーダイドーグループ日本の祭り「千年の祈り、未来へ~~香川・綾川町滝宮の念仏踊」は、今月5日(日)午後3時からRSKテレビで放送です。