北海道旭川市内の保育施設で、園児や児童、職員など41人がノロウイルスによる感染性胃腸炎を発症したことがわかりました。

旭川市保健所によりますと、今月4日、市内の保育施設から複数の園児、児童、職員がおう吐や下痢などの症状を訴えていると報告がありました。

保育施設では、先月25日からおう吐や下痢などの発症がみられたため、6日から7日にかけて保健所が6人の便を検査した結果、4人からノロウイルスが確認されました。

旭川市保健所が入る旭川市役所庁舎


ほかの人にも同じような症状があることから旭川市保健所は、合計41人がノロウイルスによる感染性胃腸炎を発症していると判断しました。

10日の時点で、全員の症状は回復または快方に向かっているということです。

保健所は、感染経路の調査を進めるとともに、保育施設に対して手洗いの徹底や施設内の清潔保持などの感染予防対策の指導を行っています。