6月に和歌山県のアドベンチャーワールドから中国に返還されたジャイアントパンダが先日から一般公開されています。四川省・成都で記者が取材しています。
私の後ろに見えるのが返還されたパンダが暮らす施設になります。ここは成都の一大観光地になっていまして、とにかく広大でたくさんのパンダに会えるというのが特徴です。
東京ドームおよそ65個分という広大な敷地には260頭ものパンダが暮らしています。開園前はこの入口には行列ができたりするのですが、いまこちらは午後4時前になるのですが、観覧が終わった人たちが出てくる様子が確認できます。
6月に和歌山から返還されたパンダは4頭いるのですが、先日からうち3頭が一般公開されています。きょうはそこまで人は多くはなかったのですが、きのうは日曜日ということもあって返還されたうちの1頭の良浜の観覧エリアには大勢の人が足をとめていました。
良浜はお客さんを楽しませようとしているのかと思うぐらい活発で、竹やりんごを食べたり広大な敷地内をぐるぐる回ったり、観覧エリアに顔を向けてみたりと色々な表情をみせていました。たまたま見に来たという日本人は…
日本人観光客
「(Q.動く姿見られました?)この子(彩浜)は寝てました」
「成都に来たというのは知っていたので、見られたらいいなとは思っていたのですけど、まさか見られるとは思わなかった」
施設の周辺はパンダグッズを販売するお店がずらりと並んでいます。パンダの人形や洋服まで、本当にたくさんのグッズが売られているんです。一番人気は小さな人形で1つ10元、日本円で200円ほどで、1日に1000個ほど売れるそうです。そしてこちらは韓国から返還されたパンダの人形ということで、店の人は和歌山のパンダも売れるんだったらつくるよ!と話してました。
【Q.和歌山から返還されたパンダは中国でも知られた存在?】
和歌山で生まれたパンダは白浜にちなんで名前に『浜』がついているんです。中国でも浜家として親しまれていて、公開前の隔離生活中も浜家の様子はSNS上でアップされるなど、中国のパンダファンの間でも人気です。実際に浜家をウォッチする中国のファンも多く、SNSで情報発信をしているので、この情報きっかけに日本から急遽駆けつけたという人もいました。
成田から成都までも直行便があるので、施設のスタッフはより多くの日本ファンが訪れることに期待していると話していました。
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