漁獲枠の上限を超えたため停止していたスルメイカ漁が、特例措置によって約3週間ぶりに再開されました。

麻原衣桜記者
「海岸町の函館港です。あいにくの雨ですが、小型漁船がスルメイカ漁へと出漁しました」

10日、約3週間ぶりに再開したスルメイカ漁。

漁師
「(久しぶりに漁出れてどう?)出てみないとわからないです」

スルメイカ漁をめぐっては先月下旬までに全国で漁獲枠を超過し、休漁を余儀なくされていました。

漁の再開を求める声を受け、鈴木知事は先週、知事の権限に基づき「資源調査」として398トンを上限に漁を認めると発表。

道は10日、各地の漁船合わせて238隻に対し、漁に必要な許可証を交付しました。

ただ、悪天候のため出漁できたのは一部の船にとどまっています。

漁師
「(スルメイカ漁に)出れるのはうれしいが、漁期もあまり残っていない。風強くて、まだもう少し強くなるみたいで、今日は無理だね」

10日漁に出た漁船は11日朝までに港に戻り、スルメイカは早朝のせりにかけられる予定です。