歌舞伎俳優の中村橋之助さんと、俳優で元乃木坂46のメンバー・能條愛未さんの婚約会見が都内ホテルで行われました。
橋之助さんと能條さんは穏やかな笑顔を浮かべながら金屏風の前に登場。大きな拍手で出迎えられました。
たくさんのカメラのシャッターの光が2人に注がれるなか、開口一番、中村さんから“このたび、私 中村橋之助と能條愛未は婚約いたします運びと相成りましたことをここにご報告させていただきます。本日、このように沢山の皆様にお集まりいただきましてこうして記者会見させていただけますことを嬉しく思っております。この後は、役者としても、1人の男としても、お客様を大事に、家族を大事に、仲間を大事に、そして…愛未を大事に、素敵な家庭を築いて参りたいと思っております。歌舞伎のため、成駒屋のために夫婦力を合わせて素敵な家庭を築いてまいりたいと思っております。”と報道陣に向けて挨拶がありました。
能條さんは、“このたび中村橋之助さんと結婚をする運びと相成りました能條愛未と申します。こうした大勢の皆様の前での記者会見は私自身初めてのこととなりますので大変緊張しておりますが、これまで私を応援してくださったファンの皆様への感謝の思い、そして私を育て支えてくださった関係者の皆様お1人お1人への感謝への思いを胸に、成駒屋へ嫁ぎ橋之助さんを隣でしっかり支えられるようサポートできるよう精進して参りたいと思っております”とコメントしました。
きょう会見を行うことは、橋之助さんたっての希望だったといい、“いやもう幸せです本当に。こうして金屏風の前で愛未と2人で皆さんの前でお話できるというのが何より幸せですし、実はここに来るまでは愛未より僕のほうがめちゃくちゃ緊張していたんですが、控室で(着物を着付けて)『完成した愛未』を見たら、すごくワクワクの気持ちが勝ってきて、今は緊張というより幸せでいっぱいでございます”と会見の冒頭から喜びを隠しきれない様子。
そんな様子をニコニコと見つめる能條さんは、“1週間前ほどからドキドキがとまらなくて、質疑応答の練習をし合っていたんですけど…”と、きょうの会見に登壇する前に、2人で会見の予行練習をしていたことを明かすと、会場からは笑いが起きました。
2021年公演のミュージカル「ポーの一族」で共演し出会った2人。
交際期間は4年半に及ぶといいます。
互いの呼び方について問われると、橋之助は“僕は愛未って呼んでます”、能條さんは“国ちゃんと呼んでます”と、橋之助さんの本名である「国生(くにお)」の名を挙げました。
プロポーズは今年7月に2人で行ったハワイ旅行の際での食事中。
能條さんが“素敵なレストランで海の見える素敵なお席で、おいしくご飯を食べていたんですけど、途中から(橋之助さんが)ソワソワしだして(笑)ちょうどデザートのタイミングでお手洗いに行くって言いだして、居なくなったなと思って帰ってきたら「ちょっと愛未、話したいことが…」と話を切り出されて指輪を…ひざまずいて…”と当時の様子を語り始めると、橋之助さんは、少し恥ずかしそうな様子。
しかし、すぐにきりりとした表情を持ち直し“はい!一生に一度のことですから”と胸を張りました。
そんな『一生に一度』の愛する人へのプロポーズをする前、ハワイ旅行に行く前夜。
橋之助さんは、父・中村芝翫さん、母・三田寛子さん、弟の福之助さんと歌之助さんと家族全員に自宅リビングに集まってもらい“この度、愛未にプロポーズさせていただこうと思っています”と「これからプロポーズをしてくる宣言」をしたといいます。
ところが、“家族全員が結婚の報告だと思っていたらしくて…「プロポーズかーい」となった(笑)”とズッコケたといいます。
家族全員が結婚の意志を喜んでくれた一方、心配性の母・三田寛子さんからは“大丈夫。(プロポーズを)断られても私たちがいるから!”と励まされてしまったという中村家の家族愛溢れるエピソードも披露しました。
会見では、無事にプロポーズが成功したのちに能條さんが受け取ったという、ハリーウィンストンの0.7カラットの婚約指輪も披露されました。
今回、能條さんは、義理の母となる三田寛子さんから譲り受けたというピンクの着物を着て報道陣の前に登場。
“この着物はお義母様が(34年前の)婚約会見のときに着た着物を私も本日着用させていただきました。すごく身が引き締まる思いです。純粋に嬉しかったですし、この着物を通してお義母さまのパワーを得られている気がして嬉しいです”とにこやかに話しました。
また、義理の父となる中村芝翫さんからは、“お義父様からは「念願の義娘ができて嬉しいよ、ようこそ中村家へ」と言っていただきました”とはにかみました。
挙式披露宴は来年の初夏を予定。
2人の様子に会場が幸せいっぱいの空気に包まれました。
【担当:芸能情報ステーション】














