きのう夕方、岩手県で震度4の地震があり、一時、津波注意報が発表されましたが午後8時すぎに解除されました。気象庁は「今後さらに強い揺れを伴う地震が発生するおそれもある」として注意を呼びかけています。

きのう午後5時3分ごろ、岩手県で震度4を観測するやや強い地震がありました。震源は三陸沖、震源の深さは16キロ、マグニチュードは暫定値で6.9となっています。

気象庁はこの地震で、岩手県に一時、津波注意報を発表。▼久慈港と大船渡で20センチ、▼宮古と釜石で10センチの津波を観測しました。

岩手県内では高台に避難する人の姿が見られました。

避難した人
「(津波)注意報鳴ったのですぐ家出てきました。解除されるまでは避難しようかなと」

津波注意報は午後8時15分に解除されましたが、この地震が発生した後、午後6時半までに震度1以上を観測する地震が8回発生したということです。気象庁は今後1週間ほどは最大震度4程度の地震に注意するとともに、「この地域では過去に地震が続発した事例もあり、今後さらに強い揺れを伴う地震が発生するおそれもある」として注意を呼びかけています。