第104回全国高校サッカー選手権大会宮崎県大会は8日、準決勝が行われ、日章学園と宮崎日大が決勝進出を決めました。

県内41校・38チームが全国大会への出場をかけて戦う今大会は先月11日に開幕。

8日は都農町藤見公園陸上競技場で準決勝が行われました。

第1試合はプリンスリーグ九州1部に所属し、今年のインターハイにも出場した第1シードの日章学園と公立で唯一ベスト4入りを果たし、24年ぶりの決勝進出を狙う宮崎工業が対戦。

前半17分と34分に2年生のMF吉崎太珠が立て続けにゴールを決め、前半を2対0で折り返します。

後半は宮崎工業が日章学園を上回る7本のシュートを放つも得点は奪えず、2対0で日章学園が勝利しました。

第2試合はどちらもプリンスリーグ九州2部に所属する宮崎日大と鵬翔が激突。

前半4分に3年生FW井上大誠のゴールで宮崎日大が先制すると、前半24分にまたも井上が決め、2対0で前半を終えます。

反撃したい鵬翔は後半32分に3年生FWの佐藤貢瑛がPKを決め1点を返すと、直後の後半34分、J3テゲバジャーロ宮崎加入内定の3年生DF元木漣がシュートを決め2対2の同点に。

その後は両チームとも無得点で、10分ハーフの延長戦でも決着はつかず、PK戦へもつれこみます。

1本目は両チーム成功しますが、迎えた2本目。

先攻・鵬翔のPKを宮崎日大の3年生GK森本宗太が左脚1本でファインセーブ。

宮崎日大は2本目も決めます。

3本目は鵬翔が枠を外し宮崎日大は成功。

鵬翔は4本目も外してしまい、PK戦は3対1。

宮崎日大が激闘を制し、決勝へ駒を進めました。

これで決勝戦の組み合わせは「日章学園対宮崎日大」となりました。

両チームが決勝で対戦するのは2年ぶりで、日章学園は4大会連続、宮崎日大は4大会ぶりの全国大会出場を目指します。

決勝は今月15日(土)にいちご宮崎新富サッカー場で行われ、MRTテレビでは正午から生中継でお伝えします。

全国大会は12月28日(日)に東京・国立競技場で開幕します。

【準決勝の結果】

●第1試合:日章学園2-0宮崎工

《得点》

■日章学園:吉崎太珠×2

●第2試合:宮崎日大2-2(PK3-1)鵬翔

《得点》

■宮崎日大:井上大誠×2

■鵬翔:佐藤貢瑛・元木漣