大型で強い台風26号(フォンウォン)は8日午後9時現在、フィリピンの東を時速35キロで西に進んでいます。今後は南シナ海に進み、進路を北よりに変える見込みで、来週は沖縄などに近づく恐れがあります。

気象庁によりますと、台風26号は中心気圧が955hPa、中心付近の最大瞬間風速は60メートルで、中心から185キロ以内が風速25メートル以上の暴風域となっているということです。

台風は、あす9日にも“非常に強い”勢力へと発達し、10日にかけてフィリピン・ルソン島付近を通過して南シナ海へと進む見込みです。最大瞬間風速は70メートルと予想されています。

その後は進路を北よりに変えて南シナ海を北上し、13日午後9時には“強い台風”に勢力を少し弱めて台湾付近に進む見込みです。

気象庁は、沖縄地方では台風の進路等によっては10日から11日ごろはうねりを伴う大しけに、11日から12日ごろにかけて警報級の大雨となる恐れがあるとしています。