今月5日に山形県三川町で見つかった野鳥の死がいから高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されました。

山形県によりますと、今月5日に三川町で野鳥のノスリの死がいがみつかり、簡易検査を行ったところA型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が確認されていました。これを受けて国立環境研究所で遺伝子検査を実施した所、きょう高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5亜型)が検出されたということです。
県内で高病原性鳥インフルエンザが確認されたのは今シーズン初めてです。

この事態を受けて県は、レベル5まである警戒レベルのうちレベル4での対応をとっていて、環境省が指定した野鳥監視重点区域内で野鳥の異常の監視を継続しています。

県によりますと鳥インフルエンザは、感染した鳥との濃密な接触があった場合を除いて人には感染しないと考えられています。日常生活では、鳥の排泄物などに触れた後は手洗いとうがいをして、過度に心配する必要はないとしています。