後輩の女性職員にわいせつな行為をしたとして、警視庁はきょう(7日)、都内の警察署に勤務する30代の男性巡査長を書類送検しました。

不同意わいせつの疑いで書類送検されたのは、都内の警察署に勤務する30代の男性巡査長です。

警視庁によりますと、30代の男性巡査長は今年6月1日、同じ署に勤務する後輩の女性職員を自家用車に乗せ、体を抱き寄せて覆い被さったほか、7月3日には勤務中に同乗した公用車内で、7月28日には勤務中に警察署内で、同じ女性職員の下半身を触った疑いがもたれています。

男性巡査長は任意の取り調べに対し、行為の一部を否認した上で、「女性職員に嫌な思いをさせて申し訳ない」と話しているということです。

警視庁は男性巡査長をきょう付で停職1か月の懲戒処分とし、男性巡査長は辞職しました。

警視庁警務部菅潤一郎参事官は、「今後、職員への指導をさらに徹底しハラスメントの起きない職場環境の構築につとめてまいります」とコメントしています。