スーパーなどでも見かけることが多くなった『アーモンドミルク』ですが、そのメリットやデメリットを知っていますか?

販売量「10年で30倍」

2013年に日本市場に誕生した「アーモンドミルク」は、牛乳・豆乳に続く“第3のミルク”として注目され、アーモンドミルク研究会によると「国内年間販売量は10年間で約30倍」に。

スーパー『東急ストア』では、アーモンドミルクの売り上げが「2024年比で1.2倍」とのことで、都立大学店(東京・目黒区)でも様々並んでいます。

国内シェアNo.1、『江崎グリコ』の「アーモンド効果」シリーズからは砂糖不使用やキャラメル味など9種類を販売。(※店舗によって種類や在庫は異なります)
新たに10月に登場したのが、ほどよい甘さが特徴の「アーモンド効果 オリジナル微糖」(200ml・138円)です。

THE TIME,マーケティング部 新名真愛部員:
「ミルクの優しい甘さに“アーモンドの存在感”をかなり感じる」

『カゴメ』からも10月、「アーモンド・ブリーズ 濃厚アーモンドミルク」(200ml・ 149円)が新登場。その名の通り「めちゃくちゃ濃厚。アーモンドの香ばしさやほろ苦さを感じる」(新名部員)味わいになっています。

他の都内のスーパー4店舗も調べたところ、8メーカー38種類ものアーモンドミルクが販売されていました。

スタバは「自社オリジナル」アーモンドミルク

大手コーヒーチェーン『スターバックス コーヒー』では、こだわり抜いたエスプレッソに“自社オリジナル”のアーモンドミルクをあわせた「アーモンドミルク ラテ」(Tallサイズ 495円~)を販売。 ※一部店舗では価格が異なります

「アーモンドミルクがおいしい。体を作る、キレイでいられるという面ではすごく良い」(40代女性)
「丸い柔らかい味。スッキリして飲みやすい」(50代女性)
「少し甘みがあるけど、アーモンドの香りがすごくあるので好き」(60代男性)

『スターバックスコーヒージャパン』中島史絵さん:
「昔は健康志向が高い人という感じだったが、今は性別・年代問わず多様なお客様が選んでくれる」

アーモンドミルクが「体に良い」ワケ

健康や美容に良い…というイメージの強いアーモンドミルクですが、何がそんなにスゴイのでしょうか?

アーモンドミルクを10年以上取材し、レシピ考案や講演会などを行っている専門家によると…

管理栄養士・柴田真希さん:
「とても“カロリーが低い”。コップ1杯あたり牛乳の半分以下」

アーモンドミルクはアーモンドと水だけで作られた「植物性飲料」なので、“カロリーや“糖質が抑えられている”とのこと。

そして最大の魅力が…

柴田さん:
「アーモンドは抗酸化作用のある“ビタミンE”がゴマの約300倍。“血行促進効果”もあるので、“生活習慣病予防や免疫力アップ”に繋がる」

他にもアーモンドは食物繊維やオレイン酸も豊富。
そのまま食べるよりも“液体の方が栄養素の吸収率が高い”のも魅力だといいます。