水を循環させることで、魚の陸上養殖と植物の栽培を同時に実現させる新しい農業「アクアポニックス」を導入した施設が、香川県さぬき市に完成しました。

新たに完成した「あなぶきさぬき市鴨庄プラント」です。あなぶきハウジングサービスが幼稚園の跡地を活用しようと事業を企画しました。

陸上養殖施設では、コチョウザメを育て、キャビアが生産されます。

魚の排泄物をバクテリアの働きで植物の栄養分に変換し、

それを含んだ水を使って隣の部屋で栽培されるのはイチゴです。

植物が養分を吸収した後の水は再び、養殖施設に戻ります。

(あなぶきハウジングサービス 香西秀紀執行役員)
「少しでも地域の活性化に貢献したいという思いがありました。つくったものは地産地消で、香川県内で消費ができる環境も整備していきたい」

使う水を従来の9割以上減らせる循環型農業で、付加価値の高い農水産物の生産・販売に取り組みたい考えです。














