北九州市は、2025年10月、八幡西区にある「市立折尾保育所」が2023年と翌24年3月の卒園児49人分の氏名・住所・電話番号・保育の状況などを記録したUSBメモリ1個を紛失したことを明らかにしました。
障害がある卒園児については障害の内容についても記録されていましたが、これまでに個人情報の流出による被害は確認されていないということです。
紛失したことが明らかになったの北九州市八幡西区にある「私立折尾保育所」の2023年と翌24年3月の卒園児49人分の氏名・住所・電話番号・保育の状況が記録されたUSBメモリです。
紛失したUSBメモリには障害がある卒園児について障害の種類やそれにともなう対応など小学校に引き継ぐ事項も記録されていました。
北九州市によりますと、紛失したUSBメモリが最後に使用されたのは10月10日で紛失が発覚したのは、10月25日でした。
10月25日に前回使用した保育士とは別の保育士がUSBメモリを使おうとしたところ、保管場所となっている事務室の引き出しの中にないことが発覚したということです。
「市立折尾保育所」では事務室に職員が常駐していて、夜間から翌朝にかけては施錠しているため、第三者による外部への持ち出しはないとしています。
USBメモリ紛失の理由としては、保育士など関係者が誤って廃棄したか、意図しない形で持ち出して紛失したことが考えられるということです。
北九州市は市立の保育所に通う園児の個人情報についてUSBメモリを使用せず、各施設のパソコン内に保存するなど管理方法を見直すことにしています。
また、小中学校などその他の市立学校については、USBメモリの取り扱いについて改めて注意をするよう呼びかけるということです。














