西武は5日、ポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す高橋光成(28)ついて、球団が受諾したと発表。今後、球団側がMLB機構に手続きを行い、MLB側に受理され、受理された日から45日間、メジャー球団との交渉がスタートする。契約が成立すれば、契約金と年俸の総額に応じて西武への譲渡金の額が決まる。

高橋は球団を通じて「球団にはこの挑戦を後押しいただき、本当に感謝しています。自分の意思を尊重してもらえたことがうれしいです。この決断が間違っていなかったと思えるように、精一杯がんばりたいと思っています。ずっと球団には思いを伝えてきましたし、昔から夢だった場所でもあるので、こうしてチャンスをいただけたことに心から感謝しています」とコメントした。

広池浩司球団本部長は「ドラフト1位で入団し、1年目からこれまで本当によく投げてくれたと思います。彼の強い意思は常に受け取っており、今回はその意思を尊重して挑戦を容認することにしました」と後押しした。

高橋は2014年のドラフトで1位指名を受け西武に入団。0勝11敗に終わった昨季からの奮起を狙った今季は、24度の先発登板で8勝9敗、防御率3.04。プロ11年での通算は73勝77敗。

西武からポスティングシステムを利用してのメジャー挑戦は、2005年オフの森慎二、2006年オフの松坂大輔、2017年オフの牧田和久、2018年オフの菊池雄星に次いで5人目となった。