支持率82%は“期待値”?

小川彩佳キャスター:
連立を組む維新の藤田共同代表に公金の還流疑惑が出る中でも、JNNの電話世論調査では、高市内閣は82%と非常に高い支持率です。

小説家 真山仁さん:
信じられない数字ですが、高市総理にとってこれは本当にいいことかどうかと少し疑問です。

まだ何も始まっていませんよね。ある程度色々な政策が実行されて結果が出て高いのであればすごいことなんですが、これは多分“期待値”なんです。

結局は、話したこととパフォーマンスに対する評価ですよね。期待値は一番うまくいかないときに一気に下がります。逆に言うと、本当にちょっとしたことで、ものすごく反感を買う可能性があります。

今までは1人の政治家としての発言で済みましたが、今は総理大臣の発言になるので、“日本の発言”になります。そういう意味では、この支持率によって高市総理が何か勘違いをして、ついうっかり一言言ってしまうことによって、せっかくの支持率がダメになる危険性を感じて行動された方がいいかなとは思います。

小川キャスター:
期待をどう形にするのかが問われる、それだけ重くのしかかるものがあるわけですね。

==========
<プロフィール>

真山仁さん
小説家
2004年「ハゲタカ」でデビュー
近著に政治家のリーダーシップを描いた「アラート」