今、SNSで話題となっている子どもの遊具「知育うんてい」。

遊びを通して子どもの様々な能力を育むことができる「知育玩具・おもちゃ」は家庭で使っている人も多いかと思いますが、その「うんてい」バージョンを手がけているのが宮崎県延岡市の男性です。

男性は、「知育うんてい」を県内で初めて導入した放課後等デイサービスの事業所を地元、延岡市にオープンさせました。
どんな特徴があるのでしょうか?

5年間で全国からおよそ3000件の注文

4日、延岡市にオープンしたのは、児童発達支援と放課後等デイサービスの多機能事業所「ルーツ」。

(三浦功将記者)
「この施設、体いっぱいに動かすことができるうんていがあるんです」

事業所に設置されているのは、子どもたちが遊ぶことができる「知育うんてい」です。

この「知育うんてい」を制作しているのが「アリサラのうんてい屋さん」。
工場やオフィスは横浜市にありますが、社長の屋地貴則さん、延岡市出身です。

(記者)
「これが『知育うんてい』ということですけど、どういう仕組みになっているんですか?」
(屋地貴則さん)
「これはここから上って、ここがうんていになっています。このうんていは3歳から小学校高学年くらいまでの子どもが握りやすい握り棒の太さになっている」

元々、製薬会社に勤務していた屋地さんは、2018年ごろから自分の子どもを遊ばせるために遊具の制作を開始。

改良を重ね、試しにインスタグラムで販売を開始したところ話題を呼び、5年間で、全国からおよそ3000件の注文を受けるまでになりました。