臨時国会の最優先課題は「経済対策」

――臨時国会全体において、公明党はどのような取り組みをしていきたいとお考えでしょうか。

谷合正明さん

「まず、この臨時国会で最優先すべき課題は経済対策だと思っています。物価高騰対策、これをしっかりとスピーディーにまとめていくということが大事だと思っております。

その上で、ガソリン税の撤廃の話でありますとか、他にも教育の無償化や学校給食の無償化についても今、各党間で協議をしているところです。年収の壁もそうかもしれません。

そうしたことをですね、これは与党だけで決められる話じゃありませんので、私たちも責任ある立場として、各党協議に臨んでいきたいというふうに思っています。

この国会では政治と金の問題で言うと、企業団体献金の在り方について、この春の通常国会で結論が持ち越しになっている部分、これについてはしっかりと決着をつけていくべきだと公明党は考えています。

同時に自民党・維新の連立政権合意の中には定数削減ということも盛り込まれています。定数削減が一丁目一番地ということでありますが、当然それは理解します。

しかしながら、大事なことは与党・二党だけで決められる話ではないことでありまして、これは国会で全党が参加して丁寧に議論していくべきであると思います。身を切る改革が民意を切る改革になってはならないと思います。

国会議員が一人ひとり矜持を持って、どう政治の信頼回復を遂げていくのか、これが新しい臨時国会での在り方ではないのか、問われていることではないかと思っていまして、しっかりと頑張ってまいります」