学生に配られたのは新米のおにぎり。しかも、無料です。31日鳥取県米子市の鳥取大学医学部で、JAが学生に配りました。
その目的とは?

「ご飯しっかり食べてください」

31日、鳥取大学米子キャンパス。
医学部の学生や教職員に、鳥取県オリジナル品種「星空舞」の新米で作られたおにぎりが次々と手渡されていきます。

これは、JA鳥取西部が企画したその名も「おにぎりプロジェクト」。去年に続き2回目の開催です。

31日は、サケとおかかのおにぎり合わせて1000個が無料配布され、中には、さっそくうれしそうにほお張る学生の姿も…

学生
「お米がめちゃくちゃ好きで普段パンよりお米派なんですけど炊くのに時間かかったり洗い物が手間なのであんまり朝は食べないんですよ」

「もちもちしてておいしいです。朝ごはん食べたら1日元気にできるので時間とって食べるようにしたいです」

しかし、コメ価格の高騰が続く中、どうして無料でおにぎりを配布するのでしょうか?

JAとっとり西部 森脇俊介 専務
「ご飯が定着していくということが我々の狙いです。農家もコストが非常に上がっています。適正な価格で販売することが消費者も生産者と一緒になって食糧について考えるいいきっかけになったのではないかと思います」

「おにぎり」を通して地域の食への理解を深め、「ごはんを食べる習慣」が
広がっていくことが期待されます。