企業などから寄付された食品を生活に困窮する人たちへ届ける、県内各地のフードバンク団体をサポートしようと、「宮崎県フードバンク協議会」が設立され、記念イベントが開かれました。

県フードバンク協議会は、企業などからの食品の寄付の窓口となり、各地で活動するフードバンク団体をサポートしようと、30日、設立されました。

設立にあわせて宮崎市で開かれたイベントでは、全国フードバンク推進協議会の米山廣明代表理事が、物価高を背景に困窮世帯からの支援要請が増えていることなどを説明。

また、フードバンクに協力するスーパーの担当者らが登壇し、自社での活動内容などを紹介しました。

(宮崎県フードバンク協議会 長友宮子さん)
「(食材の寄付が)どうしても今までだと地域で偏りがちだったものが、今回、私たちのところに食材をいただくことで、県内全域に食材をお届けできるようになると思います」

県によりますと、今年4月時点で、県内には37のフードバンク団体があるということです。