南部ザポリージャ原発の敷地内に、ロシア軍が多連装ロケット砲を配置。挑発の準備をしていると、原発を運営する国営企業が指摘しています。

ウクライナ国営の原発運営企業「エネルゴアトム」は8日、ロシア軍が「ザポリージャ原発で挑発の準備をしている」と指摘しました。原発の敷地内に多連装ロケット砲を数台持ち込み、第6原子炉の近くにある使用済み燃料保管庫の隣に配置したとしています。

「エネルゴアトム」は、ロシア軍が燃料保管庫を盾にする形で、原発の近くを流れるドニプロ川の対岸の町を攻撃する可能性が高いと指摘しています。

一方、プーチン大統領はウクライナ侵攻に参加する軍人たちとの会合で…

プーチン大統領
「最前線にいる人たちに伝えたい。私、そしてすべての同胞にとって、あなたたち1人1人がヒーローだ」 

軍人10人に「ロシアの英雄」の称号を与えました。

また、「隣国のエネルギー施設への攻撃が騒ぎになっている。確かに我々はやっているが、誰がそれを始めたのか。誰がクリミア橋を攻撃したのか」と発言。一連の攻撃は、ロシア側のインフラが攻撃されたことへの報復だと主張しています。