8日午後、北海道の函館沖で、小型漁船が転覆し、船長の男性が救助されました。緊迫の救助の瞬間です。

 荒れる海で転覆し、船底をあらわにする漁船…船長の男性が船の底にしがみつき、救助を待っています。
 8日午後1時半すぎ、函館市の日浦岬(ひうらみさき)の南東およそ4.5キロの海上で「転覆した漁船の上で、手を振っている人がいる」と近くを通ったフェリーから海上保安庁に通報がありました。
 函館航空基地所属の機動救難士らがヘリコプターで現場に駆け付け、通報から42分後に男性を救助しました。
 漁船が転覆してから2時間以上経っていましたが、男性にけがはありません。
 当時、漁船は操業中だったということで、函館海上保安部が転覆の原因を調べています。