高市総理はAPEC首脳会議に出席するため、きょう午後、韓国に向けて出発します。きょう、李在明大統領との首脳会談をおこなうほか、あすは中国の習近平国家主席との会談も調整しています。

高市総理の政治姿勢に、中国、韓国から懸念する声も上がるなか、歴史問題を抱える両国と、どのように向き合うのかが焦点となります。

高市総理は、きょうから3日間の日程で、APEC=アジア太平洋経済協力会議に出席し、「貿易・投資」や「AI」「人口構造の変化」などについて議論する見通しです。

また、これに合わせて高市総理はきょう、韓国の李在明大統領と初めての首脳会談に臨む予定です。

▼未来志向の日韓関係の在り方や、▼北朝鮮の核・ミサイル開発をめぐり、日米韓の安全保障面での連携などを確認したい考えです。

また、あすには中国の習近平国家主席と首脳会談を行う方向で調整を進めています。

政権幹部の1人は、「懸念があるからこそ、首脳同士での対話が大事だ」と指摘していて、高市総理は対話を重ねることで、安定的で建設的な相互関係の構築をはかりたい考えです。