10月29日、ジャパンモビリティショーの報道向けプレスデーが開かれ、最新技術が投入されたモビリティーが披露されました。50ccの原付の生産終了など転換期を迎えるバイクメーカーは新たな選択肢を提供しています。
<浜松総局 鈴木康太記者>
「今年のジャパンモビリティショーのテーマはワクワクする未来を探しにいこうです。各社の技術が結集したモビリティーが揃っています」
29日、東京ビッグサイトで開催された報道向けのジャパンモビリティショー。2025年は国の内外から約500社が参加し、各メーカーは次世代を担うEV、電気自動車やAIを活用したバイクなどを展示しています。
50ccの原付バイクの「生産終了」に伴い転換期を迎えるバイクメーカー。各メーカーは原付の受け皿となる新たなモビリティに力を入れます。
<ホンダ広報 モータースポーツ課 森口雄司課長>
「このモデルは新基準原付、いわゆる原付一種に新しく追加された、スーパーカブ110Liteというモデルです」
ホンダは10月、新たな排ガス規制に適合した原付バイク「HondaLiteシリーズ」を発表。長年愛され続けている「スーパーカブ」をベースにしたモデルやスクータータイプなど全4種類です。
<森口課長>
「従来の50ccモデルと比べて出力、トルクも向上しておりますので、スタートですとか坂道などの走り出しの力強さが十分体感いただけるかなと」
<スズキ 鈴木俊宏社長>
「今年はお客様一人一人にまさにあなたにワクワクのアンサーをご提案します」
今回、スズキが発表した「e―po」は電動アシストとEVバイクを掛け合わせたモビリティーです。1回のフル充電で、アクセルのみで30キロ、アシスト走行で50キロを走行することが可能です。
<スズキ二輪事業本部 福井大介チーフエンジニア>
「新しい規制ができた後の第一段階として「e―po」を乗っていただこうと考えています。いろんな動力源エネルギーを使ってカーボンニュートラルに対応していく」
今回のショーではAI機能を搭載したバイクを披露したヤマハ発動機。原付に代わる新しいモデルは今後発表する予定です。
<ヤマハ発動機広報グループ 太田晴美シニアチーフ>
「現行の50ccの生産は終わりますけど、今までに購入していただいたお客様が多くいらっしゃいますので、50ccに置き換わるようなモデルを予定しております」
転換期を迎えたバイクメーカー。ユーザーの需要にどう応えていくのか、各メーカーの進化が注目されます。














