民俗文化財の野外劇場「楽桟敷(がくさじき)」で29日、山口県長門市の児童がふるさとについて学んできた成果を披露しました。
長門市の深川小学校の児童が桟敷集会を開きました。

舞台は学校近くの赤崎神社にある「楽桟敷」です。自然の地形を生かした丸いすり鉢状の野外劇場で、国の重要有形民俗文化財に指定されています。昭和30年代まで、芝居などが上演されてきました。

集会のテーマは「届け私たちの長門愛」です。
学年ごとに学習の成果を披露し、4年生は赤崎神社に伝わる「楽踊り」について発表しました。
その昔、馬や牛に病気がはやったとき…。
児童
「深川村のみんなはこの病気が収まるよう毎日お祈りをしました。みんなの祈りが届き神様のおかげで病気が治りました。その感謝の気持ちを込めて踊りを奉納するようになったそうです」
11月に修学旅行で広島の原爆資料館を訪ねる6年生は、平和について発表しました。
児童
「平和とは『ただいま』『おかえり』が言えること」
桟敷席では保護者や地域の人が見守り、盛んに拍手を送っていました。
児童
「練習よりもみんながよくできていたので、最高の桟敷集会にすることができました」
児童
「ここの楽桟敷を大切にしていきたいし、平和について私たちは学んだので平和についても語り継いでいきたいと思いました」
桟敷集会は28回目で、地域にとけ込んだ恒例行事になっています。














