リニア中央新幹線のトンネル掘削工事が行われている付近の地上で地面の隆起が確認された問題で、JR東海はきょうの決算会見で、「周辺の皆様に大変ご心配をおかけしております」と述べました。

きのう(28日)朝、品川区西品川の交差点付近の地面が隆起し、歩道と車道の間に最大13センチの段差ができているのが確認されました。

隆起した場所のほぼ真下の地下80メートルでは、シールドマシンを使ってリニア中央新幹線のトンネル掘削工事が行われていて、JR東海はきのう、「周辺で行われている工事がないため、当社起因の可能性があると考えている」としていました。

JR東海 澤田尚夫 専務
「きのうの事象はですね、リニアの工事の直上で起きたということで、周辺の皆様に大変ご心配をおかけしております」

JR東海はきょう(29日)の決算会見でこのように述べたうえで、「因果関係を今、しっかり調べている状況」だとコメントしました。

この問題をうけて、JR東海は現在、掘削工事を中断しています。