愛媛県県民文化会館周辺の県有地の活用策について、県は会議施設と駐車場は自ら整備する方針などを固め、29日、中村知事が会見で発表しました。

愛媛県県民文化会館については、周辺3か所の県有地を活用し、国際会議などの誘致や宿泊といったいわゆるMICE機能の強化を目指しています。

ただ、物価高などもありこれまで2度の事業者募集は不調に終わったため、県は有識者も交え方針の見直しを進めてきました。

そして、中村知事が29日の会見で発表しました。

(中村知事)
「県としては投資環境の動向を見極めつつ、少しでも事業化の可能性が高い公募要件を整えて事業協力者募集を再開できるよう、準備を進めたい」

新たな方針では、県民文化会館の隣に会議施設を、向かいに宿泊施設と駐車場を設ける予定です。
また、会議施設と駐車場は県が整備します。

県は来月上旬から民間の意向を探るサウンディング調査を始めて計画をまとめ、なるべく早く3度目の事業者募集をはじめたいとしています。